わたしは以前から Google Home (Google アシスタント) と Nature Remo の橋渡し用途で IFTTT を使ってる。
2 年前の IFTTT 有料化の際に一度見直してアプレットをがっつり減らしたものの、6 つのアプレットが有効な状態。
そんな IFTTT だが、今月末で Google Assistant integration が使えなくなるとのこと。
Google Home に対して IFTTT を経由する音声アクションを行うたび「なお、近いうちにこの IFTTT 統合の変更が予定されています。
詳しくは、Google アシスタントのヘルプセンターをご覧ください」という応答がくっついてきてウザいし、さすがにもう月末が迫ってるので、重い腰を上げて対処することにした。
最も簡単な対処としては、後継の「Google Assistant V2 integration」を使えばいいらしい。
6 つのアプレットを V2 のほうに移行してみた。
V2 にすると何が変わるのか。
例えばめざましじゃんけんのグーを出す (テレビリモコンの青ボタンを押す) 操作をする「じゃんけんグー」というトリガーフレーズを登録した場合、今までは「OK Google, じゃんけんグー」で反応してたが、V2 だと「を有効にして」という追加フレーズが必須になり、「OK Google, じゃんけんグーを有効にして」と話す必要がある。
しかも応答がカスタマイズできない。
ググってみると、Google アシスタントのルーティン機能を使って「を有効にして」を含まないフレーズに反応するように & 自然な応答が返ってくるように設定する方法が見つかった。
なるほどね。
¶ ところで
IFTTT のアプレットを作り直して Nature Remo のアクションを指定する際に、Nature Remo の「シーン」の存在を思い出した。
Nature Remo にはシーンと称して一連の操作を登録する機能があり、ここには各機器の標準操作以外も登録することができる。
そして、登録したシーンは Google アシスタントからも呼び出すことができ、例えば「じゃんけんグー」という名前で登録した場合は「OK Google, じゃんけんグーをオンにして」と話せば実行できる。
そう、「を有効にして」が「をオンにして」に変わっただけ。
もちろん、Google アシスタントのルーティン機能を使って「をオンにして」を不要にすることも可能。
つまり、IFTTT を経由しなくても、Google アシスタントから Nature Remo のカスタム操作が実行できる時代になっていたのであった。
Nature Remo 登場初期の頃には無理だったはず。
いつの間に!
ついでに、Amazon Echo も「Alexa, じゃんけんグーをオンにして」で反応してくれるし、Alexa の定型アクション機能を使ってフレーズの「をオンにして」を不要にできるので、こっちでも IFTTT の出番なし。
そんなワケで、IFTTT の有料プランの役目は終わったと判断し、無料プランへ移行した。
ていうか、そもそも IFTTT の出番がなくなったかな。
2 年前の有料プラン登場時の特別措置により月額を言い値で設定できる legacy plan の契約だったため (わたしは最も安い 1.99 ドルに設定してた)、同額での再契約は不可能。
¶ ちなみに
ひととおり作業が終わった今、IFTTT には有効なアプレットは一つもないうえ、Google アシスタントと IFTTT の連携を解除済みにもかかわらず、いまだに Google Home が「なお、近いうちにこの IFTTT 統合の変更が予定されています。
詳しくは、Google アシスタントのヘルプセンターをご覧ください」と応答することがあり、何かおかしい。
この旧 IFTTT アプレットが反応するフレーズと同じものを Google アシスタントのルーティン機能に登録してみても、旧 IFTTT アプレットのほうが優先されるっぽくて、アクションが変更できない。
しかも、この応答が返ってきた場合は結果として何も実行されないため、なかなかタチが悪い。
月が変わっても解消しなかったら、問い合わせてみようかな。
とりあえず今は、Google Home の代わりに Amazon Echo に話し掛けるという暫定対処で乗り切れそう。
洗面所に近い位置に置いてあるのは Amazon Echo だから、洗面所にいる時にめざましじゃんけんに参加するにはむしろそのほうがよかったりして。