さて,新しい PC 用メガネは,近くを見るときに両眼のピントが合わせやすく疲れにくい代わりに,どうやっても遠くにピントが合わない。
これに対して今までのメガネ (以下,汎用メガネ) は,遠くを見るときに両眼のピントが合わせやすく疲れにくい代わりに,近くには片眼のピントが合わせにくくやや疲れやすいという違いがある。
きょう,汎用メガネを想定してる場面でも敢えて PC 用メガネを掛けたまま過ごしてみた結果:
以前
VAIO 株式会社でも VAIO Z の血は健在か!?
で書いた,尖りまくりの VAIO の名称が決定したのと,クラムシェル型 PC であるところの VAIO Z が登場した。
歴代の VAIO Z や VAIO Duo 13 を担当したエンジニアが今回の新 VAIO Z シリーズに関わってるというだけあって,旧 VAIO SZ や現 VAIO Duo 13 ユーザーである私としては,非常に購買意欲が湧く機種。
マルチフリップヒンジとは、液晶ディスプレイの背面の前面ヒンジの中央部分を起点にして液晶ディスプレイを約180度回転できる機構のことだ。
従来のVAIOのハイエンド製品となるVAIO Duo 13では、サーフスライダー構造という仕組みを採用しており、液晶の中央部にあるヒンジ部分がスライドすることで、タブレットとクラムシェルの間を素早く変形できるようになっていた。
このサーフスライダー構造は、数ある変形機構のうちで、もっとも変形にかかる時間が短く、タブレットからクラムシェルへの移行が瞬時に終わるという特徴を持っていた。
しかし、その一方、クラムシェル時に液晶ディスプレイの角度が固定になるという弱点も抱えており、VAIO Duo 13ではPC用の液晶として最高の部類に入る広視野角な液晶を採用していたのだが、ビジネスユーザーの中には角度が固定されることが理由で購入を見送った人も少なくなかっただろう。
今回VAIO Zでも引き続きInstant Goの機能がサポートされている。
ただし大きな進化点があり、InstantGo環境でもPCI Express SSDが利用できるようになった。
「VAIO Duo 13でもInstant Go環境でPCI Express SSDを採用したかったが、VAIO Duo 13では世界で初めて64bit WindowsとCoreプロセッサの環境でInstantGoをサポートするということで、確認することが山ほどあり、結果的に見送らなければならなかった」(笠井氏)と開発期間の問題もあり、VAIO Duo 13ではより高速なPCI Express SSDを諦めてSATA SSDを採用したという。
しかし、今回のVAIO Zでは、「VAIO Duo 13の時はWi-Fi/BluetoothモジュールがSDIOだったのが、PCI Expressがサポートされることになった。
PCI Express SSDに関してはプラットフォームベンダーからのサポートは引き続きなかったが、SSD側だけの対応でなんとかなるだろうという見通しがあったため挑戦した」(笠井氏)との通りで、チップセットベンダーからのサポートなどは一切なかったそうだが、VAIO側で実証などを繰り返すことで、InstantGo環境でもPCI Express SSDを搭載することを可能にしたのだという。
きっと Wi-Fi や Bluetooth が VAIO Duo 13 よりも安定するに違いない。
いいなあ,新 VAIO Z。
とはいえ,VAIO Duo 13 はまだまだ現役だな。
ウチでは Wi-Fi も Bluetooth も安定動作に成功してるし,3 年ワイド保証が切れるまでは仮に落下させたり水没させたりしたとしても保証対象なので,手放す理由が見つからない。
Windows 10 へのアップグレードに失敗でもしない限り,保証期間内は VAIO Duo 13 を使おう。