ふつうに Windows XP なデスクトップ PC を使ってるわけだが,きのう作ったばかりのフォルダにアクセスできなくなった。
イベントビューアで確認すると,HDD アクセスエラーが原因。
帰り際にチェックディスクを実行すればいいや,と思って午前中は終了。
そして午後。
タブブラウザでタブを切り替えると動きが引っかかるようになった。
ページングファイルの領域で HDD アクセスエラーが起きた可能性があるので,まずはチェックディスクで不良クラスタをチェック……って,チェックディスクが異常終了するよ? あれ? とりあえず再起動してから試してみるか。
というわけで再起動したら,UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME
のエラーで BSOD になってくださりやがった。
あちゃー。
こんなときに素早く修復できるように,回復コンソールを HDD にインスコしてある。
のだが,回復コンソールも同じエラーで BSOD。
役に立たねー。
Windows XP の CD-ROM は手元になく (自社に置いてきた),もはや自力解決は不可能。
そこで,隣席の某ポンケさんの協力により (多謝!!),のべ 6 枚のフロッピーディスク
*1
による起動ディスクを作ってチャレンジしたら,ようやく回復コンソールの画面を拝むことができた。
dir コマンドでディレクトリを列挙することすらできない状況なので,autochk.exe を突っ込んだフロッピーディスクを用意し,chkdsk コマンドで HDD の修復を開始。
そのまま 2 時間ほど放置プレイ。
ひと通り終わって再起動すると,Windows XP の起動ロゴ後 BSOD にならずに進んだ。
ふー。
そして改めて chkdsk コマンドが実行され,不良クラスタの影響を受けたファイル名やディレクトリ名がものすごい勢いで流れてゆく。
その後もう一度再起動され,ついにログオンに成功。
さっそくイベントビューアで chkdsk コマンドのログを確認するも,ログは最大 16K バイトしか残らないらしく,途中で切れてた。
微妙に役に立たねー。
ちなみにタブブラウザの動きが異常になった原因は,タブブラウザの実行ファイルの一部が読めなくなったからであった。
でも,少なくとも朝は正常に読み込んで使えてたわけで,午後になっていきなり超大量の不良クラスタが見つかったのはヒジョーにアヤシい。
物理的な HDD 全壊の前兆じゃないことを願う。
それにしても,RAID 構成でもないディスクで,ファイルシステム構造 (メタデータ) を含めてかなりの不良クラスタが見つかったにもかかわらず,最小限の被害に抑えて回復できたのは,さすが NTFS といったところか。
(詳しくはインサイド Microsoft Windows 第 4 版 (下)
あたりで。)
*1: 実際に使ったフロッピーディスクは 2 枚。
ノート PC はもちろん,デスクトップ PC でさえ FDD の付いてない機種が大半を占める中で,私の PC も隣の PC も偶然 FDD が付いてて,とても助かった。