今週の Windows Update では月例の更新に加えて Edge の更新 (マイクロソフト独自開発のレンダリングエンジン EdgeHTML から Google Chrome などと同じ Chromium ベースへの刷新) があると聞いて wktk してたわけだが。
これはいいまとめ記事だなと、おととい職場で公式ビルドバージョンへの自動更新に備えてナイトリービルドバージョンの Chromium 版 Edge Canary をアンインストールしながら読んでいたところ、前編の締めくくりに重要な追記を見つけてしまった:
(2020年1月13日更新)
Chromium版Edgeの自動更新の対象は、Windows 10 Ver1803以降のHomeとProとなり、EnterpriseやEducationは対象にならない。
また、Active DirectoryやAzure Active Directoryドメインに参加しているコンピューター、モバイルデバイス管理(MDM)で管理されているコンピューター、Windows Server Update ServiceやWindows Update for Businessなどで管理されているWindows 10 HomeやProも自動更新のアップデートにはならない。
あぁ、今の職場の PC は見事に自動更新の対象外じゃねーか……。
よし、ならば自宅 PC で自動更新だ。
きょうの出勤前にはまだ配信が確認できなかったけれど、帰宅後には確認できるはず。
……ん、アヤシい記事があるぞ?
新バージョンのEdgeは、Windows Updateを通じて順次配信が行なわれるほか、Microsoft Edgeのページより直接ダウンロードすれば手動アップデートが可能。
なお、Chromiumベースのブラウザでは確定申告システム「e-Tax」上の一部機能が利用できない点を考慮し、日本国内向けのWindows Updateを通じた自動更新は特別措置として4月1日以降に持ち越される。
えぇぇ! 国税庁の e-Tax に影響があるから日本は年度明けまで自動更新保留って、ダサい! 日本ダサい!!
しかも、Windows 10 と一緒に現行の Edge が広く一般向けにリリースされたのが 2015/07/29 なのに対し、e-Tax の推奨環境に現行の Edge が追加されたのが ──
── ということで、なんと約 4 年後の 2019/05/07 である。
Chromium 版 Edge への自動更新を今年度いっぱい保留した程度で、e-Tax 側の対応間に合うの?
ちなみにナイトリービルドバージョンの Chromium 版 Edge Canary をアンインストールした職場 PC は公式ビルドバージョンの Chromium 版 Edge に手動アップデートして、メインブラウザとして使ってみてる。
といっても今までのメインブラウザが Google Chrome だったうえ、そこからさまざまな情報を Chromium 版 Edge にインポートしたため、違いはほとんどなし。
年季の入った PC での Windows 起動後のブラウザ初回起動の遅さも、Google Chrome と Chromium 版 Edge で大差ない感じ。
すなわち、クソ遅い。
Google Chrome と明らかに違うのは、Google Chrome がブラウザの外観を Chrome ウェブストアで大量に配布されてるテーマの中から選べるのに対して Chromium 版 Edge はライトテーマかダークテーマかの二択というのと、ブックマークや閲覧履歴などをクラウドに同期する際のアカウントが Google アカウントか Microsoft アカウントかということくらい。
いろいろうるさい企業はともかく、個人利用だと大抵は Google アカウントで同期する Chrome のほうが使いやすいんじゃないかと。
これでいいのか、Microsoft。