メガネ屋でブルーカットレンズについてあれこれ
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最近のブルーカットレンズの CM に加えて上のまとめを読んで興味が湧いた。
私のメガネのレンズは度のキツさとプリズムの関係で特注のガラスレンズになってしまい,数年前からニコンの技術者が対応してくれなくなって,事実上 HOYA でしか作ってもらえないレンズ。 なので,ブルーカットコートの選択肢は HOYA の「ヴィーナスガードコート ラピス」しかない。 しかもこれはプラスチックレンズ専用のはず。
ネットで調べても限界があるので,行きつけのメガネ屋で話を聞くことにした。 想定問答はこんな感じ:
- ARAK 「最近話題のブルーカットレンズについて話を伺いたいんですが」
店員 「はい」
ARAK 「私の眼に合うレンズでブルーカットコートをすることってできますか?」
店員 「そんなに特殊でしたっけ? できるかどうか,メーカーに聞いてみますね」
(電話で問い合わせ)
店員 「お客さまの場合は特注のガラスレンズになってしまうので,プラスチックレンズにしかコーティングできないブルーカットは無理ですねぇ」
ARAK 「ですよねー」
あとは,ブルーカットコートの善し悪しや話題の安売りレンズのデメリットについてテキトーに会話して帰る。 会話中にメガネのメンテナンスをやってもらえればラッキー。 というくらいの軽い気持ちで。
そしていざメガネ屋へ。
- ARAK 「最近話題のブルーカットレンズについて話を伺いたいんですが」
店員 「あっ,もしかして ARAK さんのレンズでブルーカット? うーん,ちょっとお待ちくださいね……」
初っぱなから想定外の反応。 前回メガネを作ったときからもう 3 年になるのに,いろんな意味で覚えてくれてた。
- 店員 「この表を見ても作れるかどうかはっきりしないので,メーカーに聞いてみますね」
(電話で問い合わせ開始)
店員 「(小声で) 6 プリって言った瞬間に電話口で『あぁ〜』って言われましたよ (笑)」
ARAK 「毎回そんな感じですね (笑)」
(電話で問い合わせ終了)
店員 「なんと,ニュールックスの 1.7 なら作れるそうです」
ARAK 「ええっ!?」
これはさらに想定外の流れ。 一応そのままブルーカットコートの善し悪しや話題の安売りレンズのデメリットについては予定通り会話して,レンズの反射 (背後からの光の映り込み) が厳しいからデスクワークのとき以外にも常時掛けるメガネとしてはオススメできないとのことで,少なくとも今はまだ手を出さないほうが良さげという結論には達したわけだけれども。
ぶっちゃけ,ブルーカットについては途中からどうでも良くなってて,むしろ私の眼に合うレンズがプラスチックで屈折率 1.7 で作れることのほうに興味津々。 小学校入学前後の頃にまったく視力の合わないプラスチックレンズのメガネを掛けてた時期があった以外は,ずっとガラスレンズなので,圧倒的に軽いプラスチックレンズには常に憧れてた。 店員曰く「白内障の手術前に比べると度が随分弱くなったから,プラスチックレンズで対応可能になったんでしょう」。 それでも 3 年前は断られたことを考えると,技術の進歩も関係ありそう。
今のガラスレンズ 1.7 に比べるとプラスチック 1.7 のほうが 1 割くらい厚くなるらしいけれど,手術前に掛けてたガラスレンズよりは薄いし,はるかに軽いとのことで,やはり欲しい。 結局,店員オススメの掛け心地のよいメガネフレーム (こめかみにテンションが掛からないタイプ) の中から,少し古いモデルの HAMAMOTO HT-062 をチョイスして,注文することにした。 レンズは前述のニュールックス 1.7 (UV カット標準装備) に,ブルーカットを省いた「ヴィーナスガードコート」をつけることにして,これにプリズムの特注 3 つ分 (右が 1 つ,左が 2 つ) の金額が上乗せされる。
例によって金額をまったく見ずに選んでしまったが,フレームは 25,000 円で済んだ。 レンズはガラスよりも高くて 45,000 円なので,いま掛けてるメガネの金額比の逆だな。 完成は来週後半の見込み。
あ,会話中にメガネはメンテナンスしてもらったよ。 見てない間に鼻当ては新品に交換してくれたっぽい。 ぴかぴか。
ガラスはすぐひびが入りそう。
一般的に,落下に対してはプラのほうがずっと強くて,ガラスは欠けたり砕けたり。