防水コードレステレビであるところの
XF-800
のバッテリの持ちが悪くなってきた。
2004/02/22 に購入してから 750 日以上経って
2006/03/21 ごろに修理扱いで一度バッテリを交換し,そこから 850 日近く経ったってことか。
またバッテリを交換すれば 2 年くらい延命できるわけだが,2011/07/24 が地上アナログ放送の停波であることを考えると,2 年後には中古でも値が付かなくなって処分に困る可能性が高い。
であれば,XF-800 を使い倒すか買い替えるか決めるのは今だな。
XF-800 と,買替え最有力候補の
LINK ZABADY VW-J707S
と,参考までにビエラ・ワンセグを比べてみる。
防水テレビ系比較
項目 | XF-800 | VW-J707S | ビエラ・ワンセグ |
型 / 画面サイズ | 8V 型 / 161×118mm | ワイド 7V 型 / 154×87mm | ワイド 5V 型 / 111×62mm |
チューナ | VHF/UHF アナログ | − | 地デジ ワンセグ,UHF |
外部映像入力 | 映像端子×1 | S 映像端子 (映像端子)×3 | − |
無線電送方式 | IEEE 802.11b | IEEE 802.11a/b/g | (放送波直接受信) |
防水性能 | JIS IPX6 (耐水) 相当 | JIS IPX7 (防浸) 相当 | JIS IPX7 (防浸) 相当 |
連続使用時間 | 約 2 時間 | 約 2 時間 30 分以上 | 約 2 時間 30 分 |
充電時間 | 約 2 時間 | 約 8 時間以内 | 約 3 時間 |
バッテリ種類 | ニッケル水素電池 | リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 |
実売価格 | 118,000 円 (購入当時) | 38,500 円前後 | 27,139 円〜 (SV-ME70) |
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せっかくワンセグテレビを同じ土俵に上げといてアレだが,バスルームにケータイを持ち込んでワンセグチューナで受信してみるとかなりキビシい感じだったので,やはりチューナは内蔵されてなくて無線で伝送するタイプが良い。
となると XF-800 を延命して使うか VW-J707S に買い替えるか。
XF-800 には外部入力端子があるから地上アナログ放送の停波後も使えないことはなく,4:3 の 8V 型 (幅 161mm) の画面に上下黒帯付きの 16:9 映像を表示するのと,16:9 の 7V 型 (幅 154mm) の画面いっぱいに映像を表示するのとでは,そんなに大きさも違わない。
ただし XF-800 に付属の防水リモコンは (少なくとも我が家では) 当初から調子が悪く,外部機器をうまくコントロールできたためしがなかったりする。
内蔵チューナを使わない場合,リモコン経由の外部機器コントロールは必須だ。
それと,送信機や充電台に搭載されてる放熱ファンの音が耳障りなのも困りもの。
送信機の電源を入れるのは防水テレビを使うとき (部屋を離れるとき) だけだから構わないとしても,充電台がうるさいのはイマイチ。
いろいろ調べてみると,VW-J707S には防水学習リモコンが付属してて外部機器コントロールは問題なさそうということと,送信機や充電台の音についての不満コメントはなさそうということがわかった。
防水性能は XF-800 よりワンランク上。
Amazon.co.jp の販売価格は
kakaku.com の最安価格と大差なし。
ポチッとな。
と,ここまでが火曜日の深夜の話。
で,木曜日に Amazon から届いてたのであった。
チューナを搭載してないためか,「テレビ」ではなく防水ワイヤレス「モニター」。
まずはファーストインプレッション。
良い点。
S 映像ケーブルまで含めて AV ケーブルを 2 セット同梱してるのはとても良心的。
無線が 11a にも対応してるので電子レンジとの干渉は心配無用。
送信機,充電台ともにファンレス仕様。
バッテリパックは別売りされてて自分で交換するのが前提。
防水学習リモコンはごく普通に使える。
リモコンの反応が鈍いという意見が多いが,そもそも映像自体に無線伝送のタイムラグがあるんだからたぶんこれ以上どうしようもない。
続いて惜しい点。
画質に関しては,画面の上下の視野角が狭い (本体の角度調整はそんなに細かく出来ないので,設置場所に悩むかも)。
音質に関しては,若干音がこもるというか,高音の抜けが悪い (防水対策でスピーカがふさがれてるのかも)。
バッテリに関しては,充電時間が長いのと,残量を確認する方法がないのが残念 (残量不足に陥ると,いきなり電源が落ちる)。
あとは,バスルーム内での固定手段が考慮されてると良かったかな。
そして,個人的に誤算だった点。
部屋に置いてある液晶テレビの出力端子 (画面に表示してる映像をそのまま出力するモニタ出力端子) が 4:3 にしか対応してなくて,これを 16:9 の VW-J707S に接続すると額縁放送状態になってしまう。
HDD / DVD レコーダの出力端子が 16:9 に対応してたからそっちも接続してあるけど,テレビで観てる番組の続きをそのまま風呂でも観たいという場合にレコーダの電源を入れてチャンネルを合わせる必要があるのは,なんかちょっと二度手間な気分。
結論。
今お風呂テレビを新たに買おうとしてるなら,VW-J707S を有力候補に入れるのが望ましいと信じる。
バスルーム内で絶対に受信できるという確証がない限り,チューナ内蔵タイプはオススメできないので。
それに,このテの製品の中では高くないしね。
いっぽう,既に
XFER シリーズのような高性能な防水テレビを持ってて買替えを検討してるなら,強くオススメする理由は特にない。
どちらも一長一短があって難しいところ。
私は XF-800 の不満点が解消できたので買い替えて良かったと思ってる。
本体も小さくなって取り扱いが少しラクになった。
さて,XF-800 の買取上限金額は 10,000 円かー。
今度こそ付属品に欠品がないように注意しなければ。