さむっ
気温は低いし北風は冷たいし、いい寒さ。 忙しくて積んでいた録ったらかしのビデオや配信動画を消化したら一日が終わった。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/1308973.html
これ、使用感が隠し切れない感じとはいえスペックの割に安めだなと思って調べてみたところ、軽さ実現のために剛性やバッテリーが犠牲になっているという情報があった。 頻繁に持ち運んで電源が確保できる場所で使う、という人にはいいかもしれないな。
気温は低いし北風は冷たいし、いい寒さ。 忙しくて積んでいた録ったらかしのビデオや配信動画を消化したら一日が終わった。
これ、使用感が隠し切れない感じとはいえスペックの割に安めだなと思って調べてみたところ、軽さ実現のために剛性やバッテリーが犠牲になっているという情報があった。 頻繁に持ち運んで電源が確保できる場所で使う、という人にはいいかもしれないな。
20 日前に HUAWEI Watch GT 2 の血中酸素レベル測定機能を試した際に、《「常時測定して履歴を残してくれる」という機能ではなさそう。 ざんねん》と書いた。 その後、ふと目にとまった記事に、そこら辺のことが少し詳しく載ってた。
2 ページ目の記載によると、血中酸素レベル測定機能が使えるようになった 4 機種のうち、
ということのようだ。 わたしのは HUAWEI Watch GT 2 だから常時測定は使えない、と。 バッテリー容量が小さいモデルだからしょうがないのかな。 小さいといっても 42mm シリーズで 5〜6 日間は持つし (46mm シリーズは 2 週間近く)、そのぶん本体が薄くて軽いという大きなメリットを享受してるわけで、これはこれで。 ……えっ、HUAWEI Watch FIT のほうが小さいって? 単に発売時期の違い?
あと、この記事の筆者も
ただ、HUAWEI WATCH GT 2 Proのバンドをゆるめに装着していた際には、明らかに測定値が低いケースがあった。 本体背面のセンサーを利用して測定しているので、正しく装着しておくのは必須のようだ。
と書いてた。 やっぱりそうなんだな。
なお興味深いことに、この2160p解像度はスマートフォンのデイスプレイ解像度がそれ未満でも選択することが可能です。 逆に、2160p解像度をフルに楽しむにはソニーのXperia 1 IIやXperia Proといった、数少ない4K解像度ディスプレイを搭載したスマートフォンが必要となります。
この表現を見て、「ん?」と首をかしげた。 ここに出てくる Xperia 1 II や Xperia PRO、そして私が使ってる Xperia 1 は、いずれも 4K HDR 対応のシネマワイドディスプレイを搭載してて、解像度は 3840×1644 ピクセルである。 これだと 2160p をフルには楽しめないのでは? ていうか、そもそも 4K 解像度の定義って?
ググってみると、 Wikipedia の「画面解像度」の記事にもろもろまとまってた。 4K と名の付く規格は既にいくつかあるらしい。 日本語版の記事に載ってる通称と、英語版の記事に載ってる Video standard を対応付けてみた。
通称 | Video standard | 横縦ピクセル | アスペクト比 | 備考 |
---|---|---|---|---|
UltraWide QHD+ | UW4K | 3840×1600 | 21:9 | |
UltraWide QHD+ (4K HDR) | - | 3840×1644 | 21:9 | Xperia |
QFHD (Quad Full-HD)、UHD 4K | UHD 4K | 3840×2160 | 16:9 | YouTube 現 4K |
DCI 4K | DCI 4K | 4096×2160 | 約 17:9 | |
iMac Retina 4K | - | 4096×2304 | 16:9 | YouTube 旧 4K |
DCI 4K+ | - | 4096×2560 | 8:5 (16:10) |
通称でも Video standard でも、一辺が 4K ピクセル前後のものを 4K って呼んでるのかな。 言ったもん勝ちだな w
クラウドファンディングで応援購入していた XROUND AERO 完全ワイヤレスイヤホンがおととい届いた。
昨年 9 月に購入したワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3 は PC に接続していて外に持ち出すことはないため、今回の AERO 完全ワイヤレスイヤホン購入によって引退する可能性があるのは 3 年近く前に購入した Jabra Elite 65t である。 が、パッシブノイズキャンセリングや外音取込みが搭載されている Elite 65t に比べて、AERO 完全ワイヤレスイヤホンはノイズキャンセリングや外音取込みがなく超低遅延とサラウンドサウンドに特化した尖った製品なので、用途次第で併用するかもしれない。
AERO 完全ワイヤレスイヤホンの特徴のひとつ、超低遅延の話。 XROUND の公式ブログで、各社の完全ワイヤレスイヤホンの遅延データ実測レポートが公開されている。
これによると OS とコーデックの組合せによって遅延に差があり、AERO 完全ワイヤレスイヤホンの場合、iOS では SBC で 54.5ms、AAC で 46ms なのに対し、Android では SBC で 45.8ms、AAC で 148.9ms となっている。 iOS (iPhone) ではコーデックを意識する必要はなさそうだが、Android では SBC にしないと「超低遅延」にならない。
手元の Android スマホ Xperia 1 は AAC に対応しているため、Bluetooth 接続時のコーデックはデフォルトで AAC になる。 AAC だとアプリによっては体感でも遅延に気づく。 動画再生アプリは遅延を考慮したリップシンクに対応していることが多いため気になることはあまりないが、ゲームは基本的に素直にズレる。
そこで。
この Bluetooth デバイスの詳細の画面にある「HD オーディオ」をオフにすればコーデックが SBC に切り替わり、Android でも超低遅延になる。 シビアな音ゲーじゃなくてもこうかはばつぐん。 これなら大抵のゲームは違和感なくプレイできそうだ。
SBC はビットレート (BitPool 値) 次第で音質がかなり変わるコーデックだが、「HD オーディオ」をオフにするといったい BitPool 値はいくつで接続されるんだろう? というワケで、ググって見つけた確認方法を試してみたものの、確信が持てない。
Bluetooth HCI スヌープログを取得して実際に流れたデータを Wireshark で解析するのが確実だと思うが、何度か試しても肝心の SBC のデータが見れずに断念。 Android のバージョンによるのだろうか。
あとはログにそれっぽい文字が出てくるようなので、「adb logcat | sls a2dp」の実行結果を眺めながら Bluetooth を接続したりコーデックを切り替えたりしてみた (sls は PowerShell 版 grep ね)。 SBC 接続時のログを抜粋するとこんな感じ:
02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: Set flag enc_update_in_progress = 1 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: min/max bitpool values = 2/53 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: sample_rate=44100 bits_per_sample=16 channel_count=2 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: MTU=667, peer_mtu=667 min_bitpool=2 max_bitpool=53 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: ChannelMode=3, NumOfSubBands=8, NumOfBlocks=16, AllocationMethod=0, BitRate=229, SamplingFreq=44100 BitPool=53 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: bitpool candidate: 35 (229 kbps) 02-23 10:46:24.906 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update: final bit rate 229, final bit pool 35 02-23 10:46:24.914 24624 28317 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_encoder_update:sbc encoder update done, enc_update_in_progress = 0
ここまでのログを見ると「final bit rate 229, final bit pool 35」とあり、BitPool 値は 35 (229 kbps) を選択しているように読める。 続いて、
02-23 10:46:24.927 24624 24654 E a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate is peer edr = 1 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: sample_rate=44100 bits_per_sample=16 channel_count=2 min_bitpool=2 max_bitpool=35
ここでも最大 35 (max_bitpool=35)。 しかしさらに続きを見ると、
02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_offload_source_rate 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_offload_source_rate rate = 345 02-23 10:46:24.927 24624 24654 W a2dp_sbc_encoder: initial bitrate = 345 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: bitpool candidate: 56 (345 kbps) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: computed bitpool too large (56) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: bitpool candidate: 55 (340 kbps) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: computed bitpool too large (55) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: bitpool candidate: 54 (335 kbps) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: computed bitpool too large (54) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 D a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_calulate_offload_bitrate: bitpool candidate: 53 (330 kbps) 02-23 10:46:24.927 24624 24654 E a2dp_sbc_encoder: offload_bitrate for sbc = 330 02-23 10:46:24.927 24624 28317 I a2dp_sbc_encoder: sbc is running in offload mode 02-23 10:46:24.927 24624 28317 I a2dp_sbc_encoder: a2dp_sbc_get_encoder_interval_ms:sbc is running in offload mode
何やらここでは 53 (330 kbps) を選択している? あれっ、一般的に 53 は 328 kbps だっけ? わけがわからないよ!
なお 12 年前の耳ではじっくり聴き比べると BitPool 値 22 と 53 の違いを感じることができたようだが、今はもうカジュアルに聴くだけなら 35 でも構わない気がしている。 超低遅延モードで (SBC コーデックで) 聴くのはゲームの音と、外出中に暫定で観る配信動画の音声くらいだろうし。
50ms 前後のとにかく超低遅延の完全ワイヤレスイヤホンが欲しいならアリ。 SpinFit コンフォートイヤーピースが付属しているのも嬉しいポイントだったりする。 ケースを開けた時点でイヤホンの電源が入り、ケースから取り出す前に Bluetooth 接続が始まるのも地味に便利。
100ms くらいの低遅延でいいからアクティブノイズキャンセリング (ANC) や外音取込み (アンビエントサウンド)、ワイヤレス充電といった最近の定番機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンが欲しいという向きには、今なら『EarFun Free Pro』あたりがいいかもしれない。 音ゲーはともかく、普通に使う範囲なら 100ms でも充分かなと。