Android スマホで画面上端からスワイプしてステータスバーを展開した際に表示されるクイック設定パネルは、Xperia のようにピュア Android 準拠の場合、指 1 本で 2 回スワイプ (もしくは指 2 本で 1 回スワイプ) した際の広いパネルに Android 10 だとアイコンが 9 つ置けるようになっていて、そのうち先頭 6 つは指 1 本で 1 回スワイプした際の狭いパネルにも表示される。
基本的に狭いパネルを目にすることが多いので、先頭 6 席は 1 軍席である。
Android 11 では広いパネルに置けるアイコンが 6 つに減ったが、過去の Android でこの数だったことがある気がする。
なお広いパネルは左右スワイプでページを切り替えることができる。
¶ Android 11 まで
狭いパネルに置ける 1 軍席のアイコンが 6 つという仕様はここ数年変わっておらず、確か Android 8.0 あたりから続いていた。
6 つの取捨選択にさほど悩むことはなく、だいたいこんなアイコンを置いていた:
- マナーモード切替え (
標準機能の端末独自の
*1
マナーモード切替え もしくは
QuickTile Quick Settings 7+
で作成した通常モード/バイブレーションモードのトグル)
- 標準機能の Wi-Fi オン/オフ (長押しで Wi-Fi 設定詳細画面へ)
- 標準機能の Bluetooth オン/オフ (長押しで Bluetooth 設定詳細画面へ)
- 標準機能のテザリングオン/オフ (長押しでデザリング設定詳細画面へ)
- 標準機能の省電力モードオン/オフ (長押しでバッテリー使用量詳細画面へ)
- 画面回転制御 (標準機能の自動回転オン/オフ もしくは
Sideways Mode)
一時期ステータスバー展開状態で右上の電池マークをタップするとバッテリー使用量詳細画面に飛べるバージョンがあって、その頃は省電力モードオン/オフのアイコンを置かずに、別の何かを置いていた気がする。
左上の時刻や日付もタップできて、地味に便利だった記憶。
¶ Android 12
先日の
Android 12 へのアップデートにより、狭いパネルに置けるアイコン 4 つ、広いパネルに置けるアイコン 8 つという仕様に変わってしまった。
4 つに減った 1 軍席に置くアイコンを厳選する必要がある。
アップデートしてから 3 日でまだ試行錯誤中だけれど、今のところこれ:
- 標準機能のインターネット設定 (モバイルデータ通信と Wi-Fi がセット)
- 標準機能の省電力モードオン/オフ (長押しでバッテリー使用量詳細画面へ)
- 標準機能のテザリングオン/オフ (長押しでデザリング設定詳細画面へ)
- 画面回転制御 (Sideways Mode)
Bluetooth は、スマートウォッチを使っているとオフにすることはまずないため、2 軍席に移した。
マナーモード切替えは 2 軍席行きでもなく、引退してもらった。
マナーモード切替えを 1 軍席に置いておくと現在の設定状態が視覚的に分かりやすく、誤ってマナーモードを解除したりしていても気づきやすいのだが、Android 12 の挙動
*2
なら誤操作率は低いと判断。
モバイルデータ通信と Wi-Fi が統合された「インターネット」(Android 12 の不評ポイントのひとつ) は、とりあえず Wi-Fi オン/オフのトグルの代わりに置いてある。
Wi-Fi をオフにしたあとオンに戻し忘れるミスが頻発するようであれば、
Wi-Fi トグルを復活させる adb コマンドを実行することになるかもしれない。
*1: 【2022/03/14 (月) 追記】 マナーモードのトグルは標準機能じゃないよとのツッコミを受けて記載修正。
サイレントモード (Do Not Disturb) のトグルは標準機能っぽいが、マナーモード (バイブレーション) は違うらしい。
*2: 音量ボタン (物理) を押した際に表示される音量調節バーにくっついているアイコンをタップした際の挙動が、今までのようにいきなり次のモードに切り替わる仕様ではなく、変更先のモードの選択肢が表示される仕様に変わった。
なので、普段のマナーモード切替えもここでやればいいし、ミスる可能性は低い気がする。