live SPEED eriko hiro ONE MORE DREAM Vol.1

一夜限りの SPEED 再結成チャリティーコンサート「淡路夢舞台スーパーフラワーライブ 2001 ONE MORE DREAM Vol.1」当日。

ファンクラブツアーバスは,6:10 過ぎに明石海峡大橋を渡り,6:20 に淡路サービスエリアに到着しました。 「11:30 にならないと会場の駐車場に入れません。 お客様には 11:00 までここで待機していただきます」などと信じられない車内アナウンスが流れます。 マ,マジすか。 写真を撮ったり朝メシを食ったりしてみても,時間はほとんど消費できません。 暇だぞゴルァ!

8:00。 少し眠くなり,バスの中で寝ることに。 ここからしばらく記憶が途絶えます。

11:00。 ツアーバスはサービスエリアを出発し,十数分で国営明石海峡公園 (淡路地区) にある淡路夢舞台特設会場に到着。 場所は海岸沿いで,荒い石の転がった砂地にステージが設置され,大量の椅子が並んでいます。 風に合わせて砂が舞います。 その近くの駐車場でバスから降ろされ,ツアー参加特典の記念品を受け取ります。 開場は 14:30。 あと 3 時間かあ…。

まずは昼メシを求めて散策してみます。 会場内の露店は安くありません。 しかし会場の外に出て店のある場所まで歩いて行くのは想像するだけで疲れます。 そんな場所に淡路夢舞台はあります。 広さは東京ドーム 50 個分くらいという説も。 適当に腰を下ろして休憩していると,弁当を売りにやってきてくれました。 駅弁でもないのに飲み物付きで 1,000 円というのはどう考えても高いのですが諦めて購入。 ダフ屋さんが自転車でうろうろしているのが会場が広い証拠というか何というか。 暇だぞゴルァ!

13:00。 ぼちぼち入場列に並ぶことにします。 しつこいようですが,暇だぞゴルァ!

14:25。 列が動き出します。 入口では持ち物チェックを受けなければなりません。 カメラ,ビデオ,テープレコーダの持ち込みは禁止らしいです。 見つかったら没収のうえ退場とあります。 厳しいですね。 係の人をすり抜けて行くこともできそうですが,そんな悪いことはしません。 しっかりチェックを受けます。 私のバッグの中に,私のデジカメと某氏のデジカメを一緒に入れてみました。 「これはカメラですか?」「はい,そうです」。 それを整理券と引き換え,入口を通過したわけですが。 デジカメを 1 台見つけた時点でチェックを終わっちゃいけませんって。

近くのグッズ売り場にはお約束の長蛇の列。 係員の「走らずにゆっくりとお並びくださーい」の声を聞きながら走って並びます。 今回のツアーグッズはふたつしかないのですが,他にも大量のグッズが見えます。 どうやら 1999 年のアリーナツアードームツアーのグッズ,そして今年の今井絵理子オフィシャルファンクラブイベントhiro オフィシャルファンクラブイベント,上原多香子オフィシャルファンクラブイベントの限定グッズ,さらに HITOE のデザイングッズなども一緒に買えるようです。 さすがフリーゲートプロモーション (旧ライジングプロダクション) といったカンジ。 せっかくなので気になるものは全部買っちゃいましょう。

  • イベントタオル (1,500 円)
  • イベントストラップ (1,000 円)
  • HITOE デザインバッグ (300 円)
  • CD ケース (アリーナツアー,1,800 円)
  • スポーツタオル (ドームツアー,2,500 円)
  • タオルハンカチ (Eriko,1,000 円)

…あ,2,000 円ほど予算オーバーしてるやん(謎)。 と,それはさておき。 開演の 17:30 まではまだまだ時間があるけど座席に移動してみますか。 暇だ (以下略)。

15:30。 砂埃だらけの席に座って周りを確認。 クレーンカメラが数台に,ビデオカメラ数台,テレビカメラ数台。 気合いの入れ方が違います。 こんな場所でデジカメを取り出そうものなら一瞬で連れ出されそうです。 前のほうは監視員の目がものすごいし。 じつは,13 列 116 番という,かなーり前の中央よりわずかに左の席なのです。 座席が全体で長方形に配置されていないので単純に座席数を計算することはできませんが,列 (y) は最大 117,番 (x) は最大 288 なので,ちょっぴりかなりむちゃくちゃ前だったりします。 ステージからは 10 メートルくらいでしょうか。 ちなみに観客は 24,000 人。

17:15。 ケミカルライトを折り,ばっちり光ることを確認します。 屋外特設会場は寒くなってきました。 そして待ちくたびれました。 でもそろそろ開演です。 でもまだです。 でも。 早くー。

17:30 過ぎ。 いよいよ目の前の花火の爆音と共に開演!! 先に 3 人のソロということで,最初は今井絵理子です。 『Luv is Magic』でまず一気にヒートアップ。 ロックな『free soul』に続いて,『place in the sun』でしっとりと決めてくれます。 巨大なスクリーンに映し出される映像がリアルタイムに CG 処理されていたり,一部歌詞が表示されていたりと,なかなか凝ってます。 そしてラストは絶対に外せない『EVERDAY, BE WITH YOU』。 絵理らーは,垂直跳びの新記録をつくるつもりで渾身の力を込めてジャンプしたり,「絵理子ー!!」と合いの手を入れたりしなければなりません。 なので,私は飛ぶしかないのです。 叫び声はかき消されてしまうのですが。 周りの人があんまり飛ばないので,ケミカルライト片手に,とにかく飛ぶのです。 …開始 30 分も経たないうちからいきなりこの調子かよ(笑)。

おもしろいことに気づきました。 近くのブロックで目立つケミカルライトを振り回しているのは私と隣の某氏くらいなので,周りの人の動きを誘導することができるのです。 手を叩けばそのタイミングに合わせて叩いてくれるし,腕を左から右に振ればやはりそれに合わせて左から右に振ってくれます。 ますます楽しくなってきました。

続いて上原多香子の登場です。 『my first love』で少しゆっくりできたものの,そのあとは『step the time』『first wing』『SWEET DREAMS』と休ませてくれず,既に腕が痛くなっていたりします。 足はまだまだ大丈夫。

ソロ最後は hiro。 『AS TIME GOES BY』『Treasure』『Your innocence』『Bright Daylight』と相次いで心地よいサウンドが流れます。 初めに「寒い」と言っておきながら,終わりになると「暑くなってきた(笑)」。 それはみんな一緒だヨ。

18:50 ごろ,少し長めの休憩。 ここまで 3 人で 80 分,ひとりあたり 25 分強といったところでしょうか。 終演 19:30 の予定なので,残りの 40 分を SPEED が飾るという計算になります。 何曲歌うんでしょうね (以下,曲目の記憶が曖昧なので,一部某氏の情報に頼ってます)。 当初の予定ではソロが各 20 分ずつ,SPEED が 1 時間だったと思いますが,まあ多少オーバーするつもりなのでしょう。

しばらく間が空いたのち,スクリーンに SPEED 全シングルのビデオクリップの一部が映し出されます。 そしてついに一夜限りの再結成 SPEED が『ALL MY TRUE LOVE』(1998/10/28 リリース。 以下同) で登場!! ライブの定番です。 続いて『STEADY』(1996/11/18)。 客も一緒にやる振りがあったりするのですが,体が覚えているようです。 無意識のうちに勝手に動いています。 次は『Wake Me Up!』(1997/08/06)。 これもライブの定番,ジャンプありです。 それから『Precious Time』(1999/02/17),『Long Way Home』(1999/11/03 ファイナルシングル) と続き,少しだけ体を休めることができました。 で,『Don't be afraid』(1999/11/22 アルバム『Carry On my way』より) を聴きながら,「これはもしかしたら全曲いくのかな?」とか考え始めます。

そろそろ勢いのある曲を是非,と思っていると,『Breakin' out to the morning』(1999/05/19) で起爆。 もう腕の痛みは我慢しまくるしかないでしょう。 はっきり言って,つらいんですけど(苦笑)。 しかし『ALIVE』(1998/07/01) のあと『Carry On my way』(1999/11/22 同名アルバムより) と容赦なく続きます。 大ヒットの『White Love』(1997/10/15) は,センターに突き出したステージのリフトに乗り,地上 10 メートルにて (リハでは上原多香子が相当ビビってたんだとか)。 首も痛くなるじゃんかよぅ(笑)。 元の高さに戻ると『BODY & SOUL』(1996/08/05 デビュー曲)。 こっこれは大ジャンプを決めるしか。 さらに『Go! Go! Heaven』(1997/03/26)。 これもジャーンプ!!

ここで,ひとまず SPEED は舞台裏に入ります。 もちろん観客は「アンコール」。 と同時にひとときの休憩タイムでもあります。 じっとしていると足や腕の痛みがわかってくるけど,もうどうにでもなっちゃえ(笑)。

アンコールは今回のライブ用に作られた『one more dream』というミディアムテンポのバラードからスタート。 「画面に歌詞も出るらしいんで一緒に歌ってね」と言われても,遅れて表示されたら無理だってば(笑)。 続いて『ラブリー♥フレンドシップ』(1998/04/29 アルバム『RISE』より)。これはヤバいです,いろんな意味で。 イントロを聴いただけでテンション最高潮になっちゃいます。 サビの部分で腕を振るんですが,その速いこと速いこと。 腕がちぎれる覚悟で振りました,ていうか振ろうとしました。 しかし腕が言うことを聞いてくれません。 コンチクショ(苦笑)。 そして『my graduation』(1998/02/18)。 最後はみんなで大合唱をするのです。 男は野太い声で。

そのあと,再び「アンコール」と言っていたら,最後の最後に『Starting Over』(1997/05/21 同名アルバムより) のサビの部分をアカペラで歌ってくれちゃったりして。 結局,シングル全曲プラスαだったことになります。 本当にありがとう。 そしてお疲れさま。

21:25。 ……21:25!? 終演予定 19:30 なんてウソです。 公共交通機関なぞ使っていなくて良かったと思う瞬間でした。 ここから規制退場が始まり,私ら前方のブロックが退場できたのは一番最後。 寒い中,30 分以上待たされたのでした。 きょうは朝から待機ばっかりです。 買ったばかりのタオルを首に巻いたりして。 ぶるぶる。

22:00 ごろ。 ほぼ最後に乗った私らを運ぶバスが出発です。 考えてみると晩メシを食ってないのですが,疲労困憊もいいところなので,ゆっくり椅子に寄りかかって目を閉じてみるのです。 首が軽いむち打ち状態になっていましたが,この瞬間から 2 時間ほど記憶がありません。 たしか 2 時間くらい後のサービスエリアで目がさめ,水分補給しました。 そのさらに 2 時間くらい後のサービスエリアで軽食を摂りました。 それから朝まで 3 時間ほど睡眠。 ぱたっ。