うるう日、にんにくの日
4 年に 1 度しかないきょう 2/29 を記念日に設定した企業や商品はもっと大々的にアピールすればいいのに、こちらから能動的に検索しないと情報が見つからなくておもしろい。 だからといって、いろんなお店でにんにくが大量に出てきてもアレだけれど。
『【4 年に 1 度の肉の日】焼肉ライクで「神戸牛」が 500 円で楽しめるチャンス!』は魅力的だったが、仕事帰りのスーツに焼肉臭を吸い込ませるタイミングとしてきょうはよろしくないので諦めた。 きょうが金曜日だったら、前向きに検討したに違いない。
そんな「うるう日」のきょうを迎えるにあたって、2035 年までに実質廃止される「うるう秒」が改めて話題になってた。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2402/29/news194.html
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/022700112/
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/b/063000016/
日本以外からもアクセス可能な Web サービスやアプリを開発すると、どうしても「タイムゾーン」と「サマータイム (夏時間)」を意識するし考慮する。 サマータイム未導入の日本では少し「ん?」となる話題だが、“基準となる UTC 時刻はそのままであり、それとの時差が時期によって 1 時間変わるかどうか”という解釈でほとんどのシステムが乗り切れるので、そんなに困らない。
いっぽう「うるう秒」は、インフラ担当が当たり前のように考慮するにもかかわらず、そこに乗っかるアプリ担当は存在すら知らないレベルで意識しないことが多い (と思われる) ため、トラブルが起きても不思議じゃない。 クラウドサービスの普及に伴い IaaS (Infrastructure as a Service) の需要が減って PaaS (Platform as a Service) や SaaS (Software as a Service) の需要がどんどん増えてるはずなので、そのうちインフラ担当もうるう秒の存在を忘れて、うるう秒を意識するのがクラウドサービスの提供側だけになってしまう日も近い。
長くなってしまったが、個人的に「うるう秒」の廃止には賛成。 記事の中にもあるようにメリットよりもデメリットのほうが多く、原子時間が天文学的時間から離れていったところで誤差レベルといえる。 もし 1 万年と 2 千年後にズレが無視できなくなってムカついた場合は、うるう秒の廃止を決定したわたしたちの世代を恨んでくれればいい。 なんてな。