Subject: Re: 晴れ。
Date: 2010/02/03 (水) 21:47
From: きらね
X-URL: http://www.plum.ne.jp/kirane/

誰もつっこまないので、代理で。さくらって誰だ。

サーバ室に居ては、ケータイでの会話は不可能に近かったので、ARAK は、外に出ることにした。
サーバ室から外に出るには、結構、距離があり、時間がかかる。
しかし、外に出た途端、ARAK は信じられない光景を見た。
「・・・さくら・・・さん?」
なんと、外では、さっきまでケータイで会話をしていたはずのさくらが、ARAK を待っていたのだ。
「・・・え、な、なんでここに?」
ARAK は突然の状況が飲み込めないので、その言葉を言うのが精一杯だった。
すると、さくらは、ARAK の質問には答えずに、少し、照れて、少し、ばつが悪そうに、少し、微笑んだ。
数歩 ARAK に近付き、上目づかいで ARAK の目を見る。
「あたし・・・迷惑だった・・・かな?」
さくらの目は不安でいっぱいだった。
ARAK は、返す言葉を探したが、見付からない。
何も答えることができない ARAK に、さくらは、ぽつりと言った。
「外、寒いね・・・」
また、一歩、さくらは ARAK に近付いて来た。